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アガサ オール・アロング7話まで視聴した所感&魔女について考えてみた

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Marvel作品

今回はディズニー+で今秋配信開始となった
MCU最新作『アガサ オール・アロング』についてのご紹介です

去年のドラマ『Loki』が完結してしまい、ここ最近喪失感を抱いていた今日この頃だったのですが、
久しぶりにワクワクするような作品が出てきて感動しています

私は最新話まで視聴済みで、あとは残すところハロウィーンに配信される残りの2話のみとなりました

Youtube ディズニープラス公式アカウントより

あらすじ

本作を履修する前にMCUドラマ作品『ワンダビジョン』は切っても切れない関係にあります

『アガサ オール・アロング』は『ワンダビジョン』でワンダに魔女としての力を取られ、記憶を封じられたアガサが、
力を取り戻すために、魔女の中でも禁じ手と言われている「魔女の道」の果てを目指す作品です
魔女団を結成して、仲間の力を借りながら、与えられる試練を乗り越えようとします

『エクソシスト』をはじめとするホラー作品や、
魔女をテーマにした映画、アニメーション、童話のオマージュをふんだんに盛り込んでいるという点でも本作の見どころとなっています

特に、それぞれの魔女が自分の望むものを求めて仲間となり、
「魔女の道」を進んでいくという様は、『オズの魔法使い』に通ずるものがあります
そして、それぞれのキャラクターも各話で深く掘り下げられ、魅力的に感じられます

どんな人におすすめの作品か

魔女、魔女狩り、まじない、タロットカードといったキーワードに興味がある方
それぞれのキャラクターの特技や特性を使いながら物語が展開していく作品が好きな方
不思議で気味の悪いミステリアスな世界観が好きな方

これらに当てはまる方にとてもおすすめです。
他のディズニー作品、MCU作品の好みや傾向で例えるのならば、

・『イカボートとトード氏』(ディズニースタジオ作品)
・『ムーンナイト』(MCU作品)
・『Loki』(MCU作品)

この辺りの作品が好きな方には、特に楽しんでいただけるのではないかなと思っています

ただ注意していただきたいのが、7話まで視聴してきてあまり戦闘シーンは登場していませんので、
MCU作品特有の派手なアクション・バトルといった展開を期待する層にとっては、少し物足りなく感じてしまうかもしれません

一つひとつの違和感を見逃さないように

最初にこの作品に触れた時の感想としては、
気味の悪さや、どうも釈然としないシーンの連続というところです
その違和感の点を拾いながら、物語を進めていくことで、「そういうことだったのか」と線になって繋がり、腑に落ちていく気持ちよさが感じられます

例えば2話序盤、アガサの記憶が戻り、
少年と魔女団を結成するために車を走らせようとする場面で、
自分の家の中に車を模したガラクタがあり、それに乗って出かけようとするも、「これは・・・車じゃない」と我に返るシーンがありました

2話だけ見てみると、このシーンは何だったのか、いまいちよくわかっていませんでしたし、
正直おふざけ的なシーンであればこれは必要だったのかなと思っていたのですが、
6話を視聴して、記憶がまだ戻っていないアガサの行動パターンの名残だったということに気づきました

6話で、アガサの記憶が戻る前(1話)のシーンは、すべてアガサの家の中で起きていた出来事だったことが分かります
1話で女刑事だと思い込んでいるアガサが、署で少年を尋問する場面が出てきますが、
6話ではアガサ視点ではなく、少年からの視点でこの尋問シーンを眺めることで、
本当は少年とアガサが、署ではなくアガサの家で対峙していたことがひも解かれ、1話で私たちが見せられていた視点はアガサが見ていた幻覚だったことが明かされます

このような違和感のトリックが様々なシーン、キャラクターに散りばめられており、
感じた違和感が後になって紐解かれていくシナリオがとても気に入りました

「今」魔女について描く意義

そもそも西洋史や、アメリカのセイレム魔女裁判における「魔女」は、
社会の転換期や、人々が世の中に不安や恐怖を感じたときに、
「すべては魔女のせいである」として、保安や恐怖といったマイナスの感情を晴らすため、
大衆全体の共通の敵である「魔女」という像を作り上げ、無実の女性たちに罪をかぶせて、
責任を転嫁するためのアイコンとして用いられています

SNSが発展し、コロナ禍を経た現代で、またこうしてこのような「魔女」をテーマにする作品が誕生したことに、
魔女狩り(のようなもの)は繰り返されることを示唆しているようにも思えてきます

『アガサ オール・アロング』の主人公であるアガサは、魔女の中でも悪名高く、強い魔女として知られていて
人々に災いをもたらし、欺きながら、狡猾に生きながらえています

アガサの評判は、今のところまさに世の中が求めるような「絵に描いたような悪い魔女」です

残すところあと2話ですが、アガサが本当はどんな人物なのか、
物語で言及されている息子についてなど、本当に悪い魔女なのか、深掘りされていくのが楽しみです

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