今回はディズニーの短編作品、『インナー・ワーキング』を取り上げていきます
本作は『モアナと伝説の海』公開の際、同時上映された短編で、劇場公開は2017年3月です
上映時間は6分で、初見は映画館のスクリーンだったのですが、キャラクターや設定がなんともクセになり、
見返したかったのですが、どうやらディズニープラスで配信されていないので、実家のBlu-rayで見返すしかなさそうです…
トレイラーはこちら↓
こちらの作品、おすすめしたいのがズバリいまこうして記事を書いている私含めて、社畜の皆さんです(汗)
日系ブラジル人のレオナルド・マツダさんがメガホンを取り、
主人公の男性は日本人をモデルにしていると言われています
くすっと笑えるシーンも多く、楽しい作品ではあるのですが、
他国からの日本人に対するイメージや偏見がわかりやすいという意味でも、かなり考えさせられます
日本人ってこんな風に思われているんだ…と思いつつ、否定もできないので苦しいですね
最近本気で笑顔になったのはいつか、覚えていますか?
本作のテーマはワークライフバランスです
主人公の男性は、仕事のためにおいしいパンケーキを食べることや、海で遊ぶことをあきらめて、
デスクで黙々と作業をしています
心ではやりたいことがたくさんあるのに、頭でそれを制御して、
今日もやりたいことから遠のく人生を過ごしています
ある時男性は、やりたいことができないまま年老いて、
自ら静かに棺桶へと入っていく自分を想像して、理性ではなく心の赴くほうへと人生の主導権を渡していきます
たった6分なので、展開も早く、テンポも良いです
風刺のスパイスがよく効いていて、私個人的にかなり好みな作品です
仕事は辞めづらいもの
本作を通して、『こんなに暗い気持ちになるなら仕事を辞めればよいのに(笑)』と思う方もいらっしゃるかもしれないですが、
仕事って、ああなると逆にやめられません(体験談)
仕事行かなきゃ…が先に来てしまうので、「つらいならやめる」という選択肢が思いつかないんですよね
行きたくないけど行かないと…と自分を律して仕事へ行く男性を見て、
胸がきゅっとしました
最終的に、仕事へのとらえかたを変えるに留まり、彼は仕事をやめませんでした
アニメの演出上極端な例ですが、
実際我々のお仕事でも、楽しさを見いだせる瞬間が一瞬でもあるのではと思っています
(もし、そんなもの一つもないんだが!と思うなら、仕事が合ってないのかも…)
その楽しいと思える作業が一つあるのなら、その時間や、その好きな作業を大切にすると良いのかなと
作品を通して思いました
そして何より、お給料が発生していない時間は仕事のことを考えない!
好きなことをして自分を幸せにする!
この気持ちが大事なんじゃないかなと思いました
どうせ人間、最後には死にますからね
類似作品と視聴方法
本作は、人体と心をテーマにしている作品なので、
長編アニメーションで言うところの、ピクサー作品の『インサイド・ヘッド』や、
少しノリは異なりますが、ディズニースタジオ作品の『ストレンジワールド』が近い作風のように感じました
本作はジョンラセターさんが絡んでいるからか(製作総指揮)、なんとなくピクサー色を感じます
気になる視聴方法ですが、
冒頭でお伝えした通り、2024年1月時点では、残念ながらディズニープラスでの配信は実施していません
その代わり、『モアナと伝説の海』のDVD・Blu-rayでの特典映像としてついています
モアナも長編作品としてとても出来が良いので、
買って損はないかなと思います
女の子が主人公ですが、ロマンスはなく、
どちらかというと子弟関係に近く、少女の成長のお話です ※モアナはディズニー+に存在します
ディズニープラスに無いから…と避けるのはもったいないです
ぜひ一度お手に取って鑑賞してみてください
自分、思った以上に疲れていたかも…と我に返ることができるかもしれません
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