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『あの頃をもう一度』|老夫婦に送られた雨のギフト

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ディズニー作品

本日は、ディズニー+にて配信されている『あの頃をもう一度』という短編作品をご紹介いたします

原題:Us Again

2021年に公開された本作品ですが、
短い時間の中で、ロマンスがぎゅっと凝縮されて大満足の約6分間となっています

一組の老夫婦が雨に打たれることで若返り、
若かったあの頃を思い出しながら踊るというコンセプトの短編です

ちなみに『ラーヤと龍の王国』の劇場公開時、同時上映されました

予告はこちらです↓

Walt Disney Animation Studios公式YouTubeより

誰におすすめ?

自己投影して鑑賞することができる、長年寄り添った夫婦はもちろんですが、
若い世代のカップルが、将来に想いを馳せながら鑑賞するというのも素敵だと思います

ロマンスとは言えど、王道のプリンセス作品とは少し毛色が違っており、
どこにでもいる一般家庭の夫婦を主人公に置いたことで、人々から親近感や感動を誘いやすい作品になっていました

では次に、この作品での推しポイントをいくつか紹介いたします

ポイント① 雨の持つ不思議な効果

雨 というと、皆さんは何を想像しますか?
どんよりとした雨雲や、衣服もグシャグシャになってしまい、外へ出たくない、心なしか体調が悪い・・・

そんなイメージを抱いていませんか?

本作は、そんな憂鬱な雨を吹き飛ばすような、
恵としての効果を雨という天気が担っています

他ディズニー作品で比べていくと、キャラクター達の悲しみの中で雨が降るシーンや、
炎で焼けた後、大地を冷やすように降り注ぐ雨、という用いられ方をする作品もあるのですが、
本作の雨はプラスの意味の雨となっています

(余談ですが、怖い・悲しいシーンの雨の例として、

『ライオンキング』では、降りしきる雨の中、シンバとスカーが戦います

また、『白雪姫』のラストシーンでも、魔女は雨に打たれながら、小人たちを殺そうとします

『ホームオンザレンジ~にぎやか農場を救え!~』では
「いつかまた太陽は輝くの」という劇中歌の中で「激しく降り続く雨 空が鳴いてるかのよう」と歌っています

このように雨には、表現の仕方によって、たくさんの面を持っていることがわかるでしょう)

『あの頃をもう一度』では、最初は若いころの写真を見ながら、物思いにふけり、
追い打ちをかけるように降り始めた雨に表情を曇らせる主人公でしたが、

雨に打たれることで、次第に若返りという効果を果たし、
主人公は若かりし頃のように踊り出します

雨が、人生に活力を与えるものとして使用され、
雨がなくなると元の姿に戻ってしまうことから、もっと長く、雨に打たれていたいという衝動に駆られるのです

しかし雨は長く続くものではありません

本作では、永遠ではない若さを、永遠に降り続くわけではない雨で表現しているのです

ポイント② 目の覚めるような豊かな色彩

ディズニー作品といえば、私は水を描くのが本当に上手だと思っています

水という液体を、生き生きと描く点に関しては、
過去の『ピノキオ』や『リトルマーメイド』などからもひしひしと感じ取れると思いますが、

今回の作品でも、色鮮やかな街とネオンが雨水に反射してきらめく様や、
ダンスをしていることで上げられる水しぶきなど、

水の持つ美しさをふんだんに盛り込んでいます

短編と言わず、もっと長くこの世界観に浸っていたいと思えるような作品に仕上がっていると思いました

他の類似おすすめ作品

最後に、本作の鑑賞後『あの頃をもう一度』が気に入った!という人に向けて、
おすすめするディズニー作品を紹介します

どちらもディズニー+で鑑賞可能です

一つは、『ブルーアンブレラ』という短編です

まるで、実写のようなリアルなデザインで、雨の音が傘に響く心地よさを感じることができ、
こちらも雨の日がもっと好きになる作品になっていると思います

もうひとつは、長編作品の『マイエレメント』をご紹介します

水と火が恋をする物語で、ディズニーピクサー渾身の水の表現を浴びることができます

優しい水、美しい水、恐ろしい水など・・・・

水の持つ様々な側面が、長編の中で凝縮されています

ぜひ、上記2作品を、『あの頃をもう一度』と一緒に鑑賞してみてください!

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